在宅医療における看護師の役割

看護師は病院やクリニックで働いているイメージを抱く人も多いですが、場合によっては患者の自宅に訪れてケアを行っています。
このような在宅医療には訪問診療と往診があり、どちらも患者の自宅を訪問することに変わりはありません。
しかし、訪問診療は定期的に患者の自宅を訪れ診療を行い、往診は急病や急変などの緊急時に患者の自宅で診療を行います。
医療機関によって体制は異なりますが、およそ医師1人に対して看護師が1人または2人となっており、移動手段は車が多いでしょう。
訪問診療や往診の看護師として働くには、看護の実務経験が3年以上である方が望ましいとされています。
訪問診療での看護師の仕事は、まずスケジュール管理からはじまり、カルテや物資、薬の用意などです。
そのほか、医師のサポートや点滴、採血、患者の家族へのサポートなども仕事に含まれます。
往診の場合は緊急なので連絡があればすぐに患者の自宅へ駆けつけ、医師のサポートを行うのが特徴です。
他職種との連絡や連携、事務作業なども看護師の仕事となります。
訪問診療や往診は、通院が困難な人や高齢者などにとって自宅で医師や看護師に診てもらえるため安心感があり、感謝もされるサービスです。
患者の自宅での診療となるため、プライバシーの厳守や患者、患者の家族とのコミュニケーションスキルなどが求められるでしょう。
ですが、医師に頼りにされ、患者の気持ちにも寄り添えるやりがいのある仕事と言えます。
在宅医療でも特に往診の仕事が気になる場合は、詳細をチェックしておきましょう。